はじめに
本記事では、Python初心者向けに5ステップでPythonのWeb開発環境を構築する方法をご紹介します。今回は、Django(ジャンゴ)で構築していきます!
Django(ジャンゴ)とは、
PythonでWebアプリを開発する際に使うWebフレームワークです。
Djangoを使うことで、高品質なWebアプリケーションを迅速に、かつ、簡単に、作成することができるのです。
実は、InstagramもDjangoで作られたWebアプリなんです!
他にも、DjangoSiteというサイトでは、Djangoで作成されたサイトが紹介されているので、個人開発レベルのサイトも確認することができます。
動作検証環境
今回の動作検証環境は以下の通りです。
作業エディタ:VSCode
OS:MacOS 12.0.1
Pythonバージョン:Python3.9.5
Djangoバージョン:4.0.1
5ステップでWebアプリ構築
以下の4つのステップでWebアプリの開発環境を作成していきます。
- Djangoインストール
- プロジェクト作成
- サーバー作成
- 初期ページ作成
STEP1: Djangoインストール
まずステップ1!!
開発用PCにDjangoをインストールしていきます。
コマンドは以下をコピペで活用ください。
python -m pip install Django
動作確認
インストール後は正常にイントールできているか確認しましょう。
以下コマンドを実行して、正常に結果が返ってくればOKです!
python -m django --version
STEP2: プロジェクト作成
次にプロジェクトフォルダを作成していきます。
ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプト)で作成したいフォルダ配下にcdコマンドで移動してください。
cd /作成先パス/
フォルダに移動できたら、以下コマンドで新しいプロジェクトを作成していきます。
django-admin startproject プロジェクト名
実行後、”プロジェクト名”で指定したフォルダが作成されていて、
フォルダの中に”プロジェクト名”のフォルダとmanage.pyという
ファイルが作成されていればOKです!
manage.py
Django のプロジェクトに対してコマンドラインで様々な操作を行うために必要なファイルになります。プロジェクト作成時に必ず作成されるファイルになりますが、削除しないように気をつけてください。
STEP3:サーバー作成
さぁ次はサーバーを作成していきましょう。
プロジェクト名で指定したフォルダ階層に移動してから、
以下コマンドでデフォルトポート8000
のサーバーを起動します。
python manage.py runserver
以下の通りの実行結果になればOKです!
http://127.0.0.1:8000/
にアクセスしてみるとサーバーが起動していることが変わると思います。

以下のようにrunserver
の後に数字を指定すれば、任意のポート番号でサーバーを起動することも可能です。
複数のプロジェクトを動かす場合に活用できると思います!
python manage.py runserver 8080
STEP4:アプリケーション作成
最後にアプリケーション本体を作成すれば完成です。
あと少しです〜!
以下のコマンドを実行しましょう。
python manage.py startapp sampleapp
以下のようにpythonファイルが複数個、自動生成されていればOKです!
STEP5:初期ページ作成
ここまで来たら、あとは表示させるページとURLを定義してあげるだけです。
先ほどアプリケーション作成時に生成された、views.py
を編集してきます。
以下のソースコードで上書きしてみてください。
from django.http import HttpResponse
def index(request):
return HttpResponse("Hello, Sample Site.")
URL情報を作成する
作成したviews.pyファイルを読み込んでもらうよう作成したアプリケーションフォルダにurls.py
ファイルを作成し、URL情報を定義をします。
(/smapleapp/urls.py を新規作成)
from django.urls import path
from . import views
urlpatterns = [
path('', views.index, name='index'),
]
プロジェクトに作成したアプリを読み込ませる
プロジェクトフォルダのurls.pyに作成したアプリのURL情報を読み込ませます。
(プロジェクト名/urls.py を編集)
include()
を利用することで簡単に定義することができます。
from django.contrib import admin
from django.urls import include, path
urlpatterns = [
path('sampleapp/', include('sampleapp.urls')),
path('admin/', admin.site.urls),
]
定義が終わったら、サイトを確認してみましょう!
おすすめ勉強方法
Udemyでは、現役エンジニアの方が動画で活用事例をもとにプログラムを教えてくれるので効率良くインプットできると思います!
新しい言語を学ぶときや事例活用例を学ぶ時に効率よくインプットできるので、ぜひ活用してみてください!

サイト名:Udemy(ユーデミー)
まとめ
いかがだったでしょうか?
僕自身は、まさか簡単な5ステップでWebサイト開発環境が作れるとは思っていなかったので、初めて触った時はびっくりしたことを覚えています。笑
本記事でWebサイト開発環境が整ってしまえば、あとは自分が作りたいWebアプリをガツガツ作成するだけです。または、GitHubにあるオープンソースを自分の開発環境で動かしてみるのもいいかもしれません!どんな形であれ、活用していただければ嬉しく思います!