本記事では、selenium(セレニウム)を利用した簡単なweb自動操作をまとめていきます。
まずは、webブラウザの起動例をもとに動かし方を見ていきます。
Selenium とは
Selenium は Web ブラウザの操作を自動化するためのフレームワークです。
2004 年に ThoughtWorks 社によって Web アプリケーションの UI テストを自動化する目的で開発されました。
【前提】動作環境
作業エディタ:VSCode
OS:MacOS 11.5
Pythonバージョン:Python3.9.5
WebDriverバージョン:92.0.4515 (*)
Chromeバージョン:92.0.4515 (*)
※(*):ソース内で最新バージョンを取得するため気にせずOK!
①seleniumライブラリをインストール
まず、seleniumライブラリをインストールしておきます。
※インストール方法は、下記方法をお試しください。(著者は、VSCodeで実行しました。)
pip3 install selenium
・VSCodeのターミナルで実行
・Macの場合:ターミナル起動し、実行
・Windowsの場合:コマンドプロンプトを起動し、実行
②webdriver_managerライブラリをインストール
seleniumuを実行するためにはブラウザとブラウザに対応したwebDriverを用意する必要があります。そのため、webdriver_managerライブラリをインストールしておきます。
pip3 install webdriver_manager
③webブラウザを自動起動
実際に下記ソースコードを参考にして、webブラウザを自動で起動してみましょう。
from selenium import webdriver
from webdriver_manager.chrome import ChromeDriverManager
# ブラウザを起動
browser = webdriver.Chrome(ChromeDriverManager().install())
実行してみると、「Chromeは自動テストウェアによって制御されています。」と上部に表示されたChromeが自動的に立ち上がるかと思います。
④指定したURLに自動アクセス
次に、立ち上げたブラウザ内で指定したURLに自動的にアクセスするようにしてみたいと思います。
# 指定のURLにアクセス
url = "https://lusknote.com/"
browser.get(url)
ブラウザが立ち上がりChromeが自動的に指定したURLにアクセスするようになれば成功です!
ソースコードまとめ
# ライブラリをインストール
# !pip3 install selenium
# !pip3 install webdriver_manager
from selenium import webdriver
from webdriver_manager.chrome import ChromeDriverManager
# ブラウザを起動
browser = webdriver.Chrome(ChromeDriverManager().install())
# 指定のURLにアクセス
url = "https://lusknote.com/"
browser.get(url)
動作イメージ

参考にしたサイト
まとめ
本記事では、selenium(セレニウム)を利用した簡単なweb自動操作をまとめてみました。少しでも参考になっておりましたら幸いです。次回は実際に画面を操作してみる記事を出しますので、お楽しみに。
