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Amazon Ads APIの使い方(認証許可を得るまでの手順)

はじめに

本記事では、Amazonのデータの1つであるAmazon広告データを活用するためのAPI利用方法について紹介していきます。

自分でこのAPIを触っていた時に、日本語の参考記事がほぼなく、公式ドキュメントだけだと手こずったところがあったので、手順をまとめていければと思います。

手順のすべてを1つにまとめると長すぎるので、2セクションに分けます。
この記事では、前処理であるAPIを利用するための認証作業までをまとめていきます。

この記事の作業完了には、Amazonへの申請作業があるため1週間程度の期間がかかる可能性があります。

Amazon Adsの公式ドキュメントはこちら

手順

  1. Amazonデベロッパーに登録する
  2. LwA セキュリティ プロファイルを作成
  3. Amazon Ads APIへの登録(申請)
  4. API アクセスを LwAアプリケーションに割り当てる
  5. 対象アカウントから認証許可を付与する

Amazonデベロッパーに登録する

まずは、Amazon Developerに登録しましょう。

amazon-devlop-site

LwA セキュリティ プロファイルを作成

Amazon Developerに登録後、“アカウント > 設定” からセキュリティプロファイルを作成していきます。

セキュリティプロファイル名はなんでも構いません。
複数作成が可能なので、今回利用する用途にわかりやすいような名称が良いと思います。

セキュリティプロファイル: report-api
セキュリティプロファイルの説明: 広告レポートを操作するためのAPI

Amazon Ads APIへの登録(申請)

次に、Amazona Ads APIを利用するための利用申請をしていきます。
サイトから利用申請をしていきますので、以下のURLの “Register” から申請していきましょう。

承認可否はメールで返ってきますので、登録メールアドレスからメールを確認してください。承認された場合は、以下のようなメール内容が返ってきます。
※申請完了には数営業日かかる場合があります。

amazon-ads-api-mail

API アクセスを LwAアプリケーションに割り当てる

次に、Login with Amazon(LwA)アプリケーションとAPIを紐づけていきます。
Amazon
 Ads API登録リクエスト承認メールに記載されているリンクからAmazon Ads APIをAmazonDevelopアプリケーションに紐づけることができます。

※誤ってセラー用アカウントに割り当てないようにブラウザに保持されているログイン情報にご注意ください。

対象アカウントから認証許可を付与する

最後に、対象のセラーアカウントに対して、Amazon Ads APIの認証許可を通していきます。

LwAセキュリティプロファイルを作成した画面のウェブ設定タブにある以下情報を参照してください。(許可された返信URLは任意のものを設定してください。)

  • クライアントID
  • クライアントシークレット
  • 許可された返信URL
必要情報
# 以下の管理画面で確認・設定する
# https://developer.amazon.com/settings/console/securityprofile/web-settings/update.html
LWA_CLIENT_ID = "clientID"
LWA_CLIENT_SECRET = "clientSecret"
RETURN_URL = "returnUrl"

# レポートを取得したいAmazonAccountでログインして,許可すること
url = f"https://apac.account.amazon.com/ap/oa?client_id={LWA_CLIENT_ID}&scope=advertising::campaign_management&response_type=code&redirect_uri={RETURN_URL}"
print(url)
# https://apac.account.amazon.com/ap/oa?client_id={clientID}&scope=advertising::campaign_management&response_type=code&redirect_uri={returnUrl}

生成したURLに飛んで、Amazonセラーアカウントでログイン後、許可ボタンを押下すれば認証許可を付与することができます。

認証画面

以上で、Amazon Ads APIを利用する前の作業が完了しました。

まとめ

本記事では、Amazon Ads APIを利用できるようにするまでの手順をご紹介しました。
これによってAmazon広告のデータを取得したり、広告運用状況によって広告予算などの変更が可能になります。

次の投稿ではデータ取得の方法をご紹介しますので是非ご覧ください。

ABOUT ME
lusk
EC歴3年、23歳。 通販カート会社に2018年新卒で入社し、エンジニア、プロジェクトマネージャー、新規事業の立ち上げを経験。 仕事を楽しくするためのツール作成や業務改善の仕組みを作ったりしてます。